ここんとこしばらく平和な日々を送っていた我が家のジャンクどもがにわかに活動(?)を始めたようです。
その1-
久々に自転車に乗ろうと決意し、久々に自転車を組み立ててみました。
26インチの折り畳み自転車というのは、折り畳む意味が無い程デカイ上に折り畳みギミック分だけ無駄に重いんですね。階段を担いで降りただけでもう息も絶え絶えになってしまっていい運動量でした。
さっそうとまたがると、
「へにゃ」
って…。タイヤの空気が抜けてました。階段(我が家は3Fなので)を駆け上がり(本人は駆け上がっているつもり)空気入れを取って来て、空気注入。準備OKです。
いざ、出発!
勢いよくこぎ出すと、200メートル程いったところで、前輪の泥よけカバーが剥落しました。樹脂製でやわらかいので、突然タイヤに挟まることも無かったのですが、あせったあせった。
とれた部品をみてみると単なる固定ネジの緩みによるものとわかったので、その場でネジの締め直し。
ところが、うまくハマらない。ネジは回るし固定もされる、しかし泥よけがどーしたことかフレームに引っかかるんですね。
路上でしばし考える…
あ、!
組み立てるときに前輪部を前後逆にはめてました。
前後逆にはまる前輪部も前輪部です。まったくこまったもんです。ご丁寧にハンドルは正位置(つまりさらに逆)に付けていたんですね。付かないでほしいな(怒)
-その2-
真っ赤なタイプライター(別にシャア専用じゃないです)オリベッティのバレンタイン君のおなかからネジと直径1mm長さ1cm足らずの鉄の棒が飛び出して来た。
「ぽろり」
まるで漫画の故障したロボットみたいな展開になってしまった。
仕方が無いので、開腹手術、あああ、タイプライターものすごいメカメカしてるぅぅう。
しばし堪能。
所定の場所に部品を戻し、箱にしまっちゃう。
-その3-
バウワーの8mmカメラの鏡胴部の固定をしようと修理の最中に突然(たいした力を加えてもいないのに)、電池ボックスの蓋(グリップ部の底板)が、
「もろり」
と割れてしまいました。しばらく呆然。ついでに、導体の金具ももろり。
ぱきっ
とかっていう痛快な割れ方ではなく、「もろり」と湿気ったナビスコオレオみたいな崩れ方にかなり個人的にはびっくりです。
この結論にたどり着くまで、2時間ほど落ち込んでからホームセンターに買い出し。
帰ってから、アロンアルファでくっつけて、解決。
ついでに自分の指もくっつけて、しばらくお湯に漬けられるはめに。
そんなことしている間にも、カメラの台数は、増え続けていく…
郵便局から電話がくる
「一昨日、昨日、今日と、また、お宅の荷物届いてるけど、いつも留守でしょ?どーする?今度のはなんかでかいし、」
「運んでこいよ、仕事だろ」
と心で思いつつも、不在通知の束を握りつつ、ぐっと堪えて。
「今度の土曜に取りに行きますんで、すんません」という私。
なんで謝らねばなんのだ?
「ほろり」
屈辱の涙が…。まっていろよカメラども
つづく
▼ よくある質問珍問:Q&A
- [Q1]
- 故障日記はどれを読んでも秀逸ですね。
内容もさることながら、文章も面白い。
しっかし…ジャンク屋さんでも開けそうな勢いですね♪ - [A1]
- 恐るべきは、(自分で書いててなんですが)全て事実ということ。面白いかどうかというより、恐ろしい…。
- [Q2]
- タイプライターのメカ面白そーね。
しかし、そんだけジャンクに囲まれてれば、次から次ぎに壊れるよ… - [A2]
- 壊れていないものにはあまり興味がないですんでね(笑)
(2004/10/31)