故障日記DX vol.7(Olivetti Lettera DL)

結局、買ってしまいました。

Olivettiのタイプライター。しかもジャンク屋の中古品。
何に使うのかって聞かれても困りますが、まぁこうゆうメカメカしてるのってなんかロマンスなんですよね(意味わかんないですけど)。

買うときに再度確認したらこちらは「Olivetti Lettera DL」という型のタイプライターでした。DLってちなみにDeluxeのことらしいのですが、よく考えてみると、それなら”DL”じゃなくて”DX”じゃないんですかね?と思ったりもしました。

あれこれいじくって調べてみると、大体において動くみたいですが、どうやら、文字送りが動かないのです。だから1文字打っても印字位置が移動しないので、いつまでも同じところに打ち続ける始末です。

本体を左に傾けて打ち込むと、重さで紙送り機構が1文字分かしゃんと移動するので、何かが引っかかって動かないというわけではないようです。

なにしろ古いものですから、あまり詳しくはないのですが、大体において、このような機構のからくりはスプリング(バネかぜんまい)です。

Olivetti Lettera DLのデイジーホイール
Olivetti Lettera DLのデイジーホイール

案の定、こいつの紙送り機構の移動は、底部にしかけてある渦巻き状のゼンマイに紐がついていて、それで機構全体を牽引しているようです。みたところその紐が外れているために、紙送り機構がスライドしないというものすごく直接的な原因によるものでした。

直すのは結構簡単そうとタカをくくってみたものの、タイプライターをバラした経験は有りませんから、これからネジや部品の噛み合わせの部分をじっくり調べて、ゆっくりと修理して行こうかなと思いますよ。

さっきヤフオクで検索してみたら結構あるんですね。タイプライターって。しかも値段もお手頃で、ヤバいですね。これはハマるかも…。

(2004/7/4)