初の日記から故障の話なので、いっそ故障日記にしようと思います。
1番手は、
「PM G3DT266MHzの改造しちゃってなんか500MHz?」
がOSX(10.3.4)で起動しなくなる。についてです。
速い話が、本来は動かないOSなので、動かない状態の方が正常なんですけれど、
昨日までは動いていたので、これは正常に故障したとでも申しましょうか…。
とにかく修理なのです。
この際だから、修理ついでにどこまでいけるか試してみます。
ソフトウェアのチェックではこれといった問題は見られませんでしたが、
XPostFactのどのバージョンを使っても途中でカーネルさんがパニックです。
ちなみにOS9では何事も無かったかのように動いちゃいますので、致命的な故障ではないようです。
- で、まずは、恒例の開腹手術ってことで、増設部品を全て外して再起動。
ダメっぽいです。 - いろいろリセットしてガンガン再起動
やっぱしだめです。 - よく見ると、OS9での起動時にカレンダーの年が1956年に…。
古いマシンだし、無理も無い話だなぁと納得してみる。
とりあえず内蔵電池当たりから「お取り替え」で行ってみたいと思います。
結論から言うと、内蔵電池に端を発し、キャッシュの堆積、OSのマイナーチェンジといろいろなことが重なってじわじわと不調な体になられていたようです。
人間だって疲れればあちこちガタが来ますものね…。胃潰瘍とか?
しかし、取り替える時、初めて知りましたがこのマシン(G3-DT)の内蔵電池はおフランス製のリチウムボタン電池だったんですね。
3.5Vなんていう中途半端な電池は最近では見ない型ですし、デジカメ用のじゃダメかなと思っていろいろ見ましたが、やっぱしダメですね(たいがいは3Vか6V)。当たり前か…。
で結局、専門店で購入。あるとことにはあるもんですね。
写真の右側白いのが「おフランスのお電池様」で、左の紫のが「新しいお電池様」。これもちょっとヘンなことに、イスラエル製だったりします。
てっきり台湾製とかかと思っていたのに、意外でした。
参考にされる人がいるのかどうか知りませんが、一応、今回の症状とその処方について簡単にまとめておきました。
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症状:本来OSX(10.3以降)のインストールが不可能なGossamerタイプのG3において、XPostFactを利用したOSX10.3.4環境の動作・機動が不安定になる。あるいは起動途中で、カーネルパニックを起こし、停止してしまうぞ。
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考察:内蔵電池の寿命により、XPostFactからの起動情報が正しくOSX起動時に読み込まれていないと判断。
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<処方>
- 内蔵電池の交換。
(休みの日にわざわざ出かけて買ってくる) - ハードの構成を初期状態(に近い)状態に戻す。
グラフィックボードやATAなどの拡張ものは全部外す。
(今回は、Radeon7000を外して、Rage128にしました) - PRAMクリアとXPostFactの再インストールと再設定
(ちなみにバージョンは3.0a11) - 神に祈りながら再起動
(できれば西向きで) - 起動したら神様にお礼の一言
「これで明日からもまた元気に生きていけそうです。ありがとう」という。
では、お大事に。
写真は復活直後のお姿です。
▼ よくある質問珍問:Q&A
- [Q1]
- 内蔵電池って即ちソニータイマーみたいな、寿命を司るDNAみたいですね。
いくらコンピュータが進化した、と見えても、実は原始的な「でんち」に縛られているんだと考えると、まだまだだなと思います。 - [A1]
- ハイテク機器に内臓電池って確かに、なんか矛盾しているような気がしますよね。しかも故障の原因の代表格でもあるわけで、なんかコンピュータのアキレス腱と言った感じで、ちょっとワクワクしますね。
- [Q2]
- 冷やしてみてはいかがでしょう
- [A2]
- 冷やすのは大事ですよね。冷え冷えにするためにウチでは緊急用のUSB冷却ファンも用意しております。
(2004/6/19)