以前はスパッゲティの故郷、なんでもテキトーなお気楽国民のイタリアのタイプライターをご紹介しました。
今回の患者様は、ドイツのご出身だそうで。
ソーセージとビールで国民の半数以上が酔っぱらいと肥満の国(?)
ドイツ!
製造当時1975年頃は西ドイツだったと思いますが、まぁ大体ドイツのプロダクトは今も昔も基本的な概念は変わらないようです。
ドイツの有名電気機械メーカー
「Robert Bosch」の
「BAUER C8 Special」です。
「ボッシュ」
そう、電動工具とか自動車機器で有名なあのBoschでして、実は昔8mm作っていたんですね。写真を見てもわかる通り全体のデザインが
ドイツ
です。
なんかチョリソーと黒ビールが合いそうな流線型。持ってみるとまず印象的なのが、その軽さ、同じクラスの国産カメラと比べてもなんとも軽い。また Fujicaのようにボディがプラスチックでできているものもありますが、それらは確かに軽い、が、それ以前に”デザインが悪い!”
そう、「BAUER」はデザインが優れていて、なおかつ軽いのだ。全てのクラスがそうとはいわないが、デザインは国産のカメラとは比べ物にならない程優れていると言い切っていいかな。
両側面の写真を見るとわかると思いますが(わからないか、小さ過ぎて)
ネジが無いんです。
そう、あのみっともないネジ止めを表に見せないデザインなんですね、しかもボディの塗装は自動車の塗装のような深みのあるシルバー。実際ところこの「Cシリーズ」はエントリーモデル(日本円で当時10万円ちょっとくらいか)なので、さらに上のクラスになるともっとスゴいんですけどね。
えっとレンズは…
NeoVaron F1.8/7.5-60mm
ネオバロンって読むんだろうけど、聞いたことないな。オプチバロン(シュナイダー製)の親戚だろうか。
ファインダーを覗くと画面を四分割するように細い線が縦横にあり中央でクロスしています。天体望遠鏡のファインダーのようですね。
ズームレンズもかなり広角よりから設定されているので、ズームしたときになんかものすごくよった感じがして、ダイナミックな画が撮れそうでいいですね。
いやードイツプロダクト感動ですね。持ってみるとフィット感がもうたまらんちん。
次はフランスの「Beaulieu」
とか欲しいなぁ(←多分破産する)
あっそうそう
んで、肝心の故障箇所。
レンズがガタつく。
こりゃ修理しなきゃ使えんな…。
つーか、ネジないけど、このボディどーやって開けるんだ?
▼ よくある質問珍問:Q&A
- [Q1]
- うちにはとある事情でBeaulieuが二台あります……。
使ってあげたいんですが、現像代が…。 - [A1]
- Super-8なら現像代込みで
3,000円くらいじゃないですか?フィルムのバリエーションも豊富で楽しいですよ。
きっとスピルバーグの現像代より時間単価は安いですよ。
(2004/8/29)